現在、インドではコロナ感染が急拡大しており、当社操業地であるカルナタカ州でも2021年5月10日よりロックダウンが施行されております。
当社のインド拠点においては、すでに大半のスタッフが在宅勤務を行っており、現在のところ作業能力が棄損することは想定しておりません。
周辺地域では医療資源の不足、ロックダウンによる経済的インパクトにより、人道的な問題が顕著化してきております。
我々は、地域で唯一の日系企業として、力の及ぶ限り現地コミュニティーのサポートを行ってまいります。
2020年3⽉25⽇、作業拠点の所在国インドでの全⼟ロックダウンにより、当社の画像切り抜きサービスは約40⽇にわたり操業を停⽌し、多くのお客様にご迷惑をお掛けしてしまいました。
報道にもありますとおり、その後もインドにおける新型コロナ感染は急拡⼤を続けており、影響が⻑期化することが予想されております。
当社では、再びロックダウンが発令された場合の再停⽌の回避、ならびに現地社員の安全確保のため、数カ⽉間にわたり、テレワーク作業体制の構築に注⼒してまいりました。
2020年9月末時点で、概ねすべての現地社員のテレワーク移⾏が完了し、今後のインドの情勢悪化にかかわらず、作業を継続できる体制が整ったことをご報告いたします。
IT大国と言われているインドですが、当社の所在地は各家庭へインターネットが普及していない農村地域にあることから、テレワークへの移行は難航いたしました。様々な試行錯誤を行い、従来通りの作業スピード・キャパシティを確保いたしました。
周辺地域に複数のアクセスポイントを設置し、⾃社専⽤の閉域ネットワークを構築することで、インターネットに依存せずに⼤容量データのやりとりを⾏える環境を実現いたしました。
SSL-VPNによる通信暗号化、業務管理システムの2段階認証化などを⾏い、テレワーク向けにセキュリティを再構築いたしました。
2020年8⽉14⽇に、テレワーク環境を含めた全体の運⽤体制において、情報セキュリティの国際規格であるISMS(ISO27001:2013)の年次監査をクリアいたしました。
テレワークにおいても、従来通り24時間・3交代制で作業をしております。
地域の医療機関と連携し、PCR検査や入院などの医療サービスを迅速に受けられる体制を整えております。
インド政府より配布されているCOVID-19感染追跡アプリ(Aarogya Setu)のインストールを全従業員に義務づけ、可能な限り近隣の感染リスクを把握することに努めております。